秋田市立雄和小学校の柿崎健太郎先生から緊急地震速報をテーマとしたプログラミングの授業がしたいという相談を受け,5年生を対象に2024年2月19日2回,21日に1回の計3回の授業を実施しました.
初回の授業では,まず3回の授業を通してのテーマである緊急地震速報について説明し,その仕組みを考えてみるという目標を与えました.そのあとで,実習で利用する教育用マイコンボードmicro:bitの使い方の基本(簡単なプログラムの作成,実行,マイクロビットの取り外しなど)を学びました.続いて,加速度センサについて授業と実習で学びました.加速度センサを使って,揺れを感知したら,音を出すというプログラムを作りました.
2回目の授業では,無線通信について学びました.実習では2人ペアでプログラミングし,送信側のマイクロビットのAボタンを押すと受信側のマイクロビットに大きなハートが表示され,送信側のマイクロビットのBボタンを押すと受信側のマイクロビットに小さなハートが表示されるというプログラムを作成しました.
3回目の授業では,児童に緊急地震速報のプログラムを一から考えてもらいました.1,2回目に作成したプログラムを組み合わせればできるようになっており,ペアの児童と相談しながらプログラムを作成していました.
最後にふりかえりシートでふりかえりをして授業を終わりました.児童の感想として,「自分たちで考えて作ってみてとても楽しかったです。」「シンプルに楽しかった!」「プログラミング教室とても楽しかったです。6年生になってもやりたいです。」「プログラミングで速報や、送信受信など分からなかったことが沢山知れて面白かった。」といった意見が挙げられていました.
作成したプログラム
緊急地震速報のプログラム送信側
緊急地震速報のプログラム受信側
雄和小学校のページに授業の様子が紹介されています.
雄和小学校学校の様子(2024.2.20付け)